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王朝序曲

「平安」時代の幕開けがよ〜くわかる

王朝序曲

著者:永井路子
出版社:角川文庫

奈良時代が好きなもんで(「天上の虹」のおかげで)、奈良時代の歴史は大体頭に入っているんだけど、平安時代になるとだんだんと記憶が危うくなる私です。

この物語の主人公は「藤原冬嗣」。
…聞いたことあるけど誰だっけ?? 状態からのスタートです。

上巻では、冬嗣は出世の糸口も見えないペーペー貴族、
それに大して兄の真夏は東宮・安殿に仕えてメキメキ頭角を現す…。
というところなんですが
「兄貴みたいにストレスまみれで命がけで出世するより、
出世しなさそーだけど朗らかで性格のいい皇子のところで働こう〜っと♪」


…とのんきに出仕先を決めたのに、
薬子の変やらなんやらかんやら、いろんな出来事がありまして
結局その朗らかな皇子・かみのが嵯峨天皇になっちゃって、
兄貴を越えて出世しちゃった〜! というお話です、あまりにも簡単にいうと。

でもこの嵯峨天皇、朗らかで文化芸術を愛するものの、政治には全くの無関心。
「冬嗣〜 適当にやっといてよ!」
って感じなので、「天皇は文化芸術を愛し、決められた行事をきちんと執り行う」
「政治は側近が行う」
という図ができて、結局のところ平安時代のあの雅やかな文化は
この時代からスタートしたらしいです。

ところで、私がすっごく気になったのは
薬子の変の主役になっている薬子さん。

自分の娘を嫁がせたのに、結局娘の夫(安殿)の心をわしづかみ、
政局を探して歴史に名を残したこの女性、一体どういう人だったのかしら〜。

まあ、今の歴史では「若い皇子をたぶらかし、権力を掌握しようとした悪女中の悪女」ってことになってるけど、
中年になってまで安殿の心をかき乱すほどの、魅力的な女性だったということなんでしょうかねー。

今度は「薬子の変」についての本も読んでみたいものです。

薬子についてのオモロイ意見↓
薬子って美人?
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