<< 中村 元先生の本 その2 | main | 仏教書案内の雑誌 >>

新刊仏教書の案内 その1

最近新書や文庫の仏教関係の本がずいぶん出版されています。
手軽に仏教に触れることができますので、はんにゃ会の
皆様も是非手にとってみてください。

大人のための仏教童話
人生を見つめなおす10の物語
東ゆみこ著 光文社新書



心の幸福はどのようにすれば得られるのか?
この世は苦しみに満ちているとする仏教は、
その苦に気づき、そこから脱却する方法を教えています。
日々の生活の中で、迷い、苦しみ、進む道を見失った時、
本書で取り上げた童話は、その解決のためのヒントを
きっと与えてくれるでしょう。

目次
第1章 人生は苦である?
   仏教説話『香の火』『苦しみの器』を読む
第2章 世界をどう見るか?
   花岡大学『ぞうとはどのようなものか』
   『すなのしろ』を読む
第3章 苦しみから逃れるためになすべきこと?
   仏教説話『毒矢の例え』を読む
第4章 無限のつながりが今の私である?
   花岡大学『美しい眼の王子』を読む
第5章 他人を思う心の大切さ?
   花岡大学『アマリリスのようなおんなの子』を読む
第6章 誰でも良い心を持っている?
   新美南吉『手袋を買いに』を読む
第7章 人は何のために生きるのか?
   新美南吉『ごん狐』・芥川龍之介『蜘蛛の糸』を読む


日本の仏像
飛鳥・白鳳・天平の祈りと美
長岡龍作著 中公新書



仏教では、釈迦その人に出会うことが何よりの理想とされている。
だが、真の釈迦には容易に会えないばかりか、
建築・彫刻を司る神匠である毘首羯磨天でも写せないほど
その姿は偉大だと、説話は伝える。
釈迦に会いたい。
そう願ったからこそ、仏を描写し現世に再現しようと、
古来、人々は心を砕いてきたのである。
本書では、造り、祈った人々に注目し、
仏像の表情と荘厳を読み解いていきます。
日本の仏像の起源、祈りと美の原風景をたずねています。

目次
序章 仏像を造るとはどういうことか
第1章 聖徳太子のために造られた仏像
第2章 生身という思想
第3章 釈迦に出会う
第4章 仏はどこにいるか
第5章 天の働き
第6章 国土を法界にする
第7章 救済のかたちと場所
終章 重ねられる祈り


鑑真
東野治之著 岩波新書



五度の失敗の末に、ようやく来日を果たした苦心談で知られる
鑑真和上。
唐招提寺の金堂も修理されました。
しかし、彼がどのような学問を修めていたか、
何を実現するために日本へ来たのか、
また結果として日本の仏教に何をもたらしたかについては、
これまであまり語られてきませんでした。
日本の仏教受容という大きな流れのなかに鑑真の存在を位置づける、画期的な本です。

目次
第1章 生い立ちと唐での活躍
第2章 渡日の決意
第3章 授戒の和上
第4章 唐招提寺へ
第5章 鑑真が伝えたもの
終 章 鑑真その後


道元の和歌
春は花夏ほととぎす
松本章男著 中公新書



曹洞宗の開祖道元は、すぐれた歌人でもあった。
良寛や川端康成が愛誦した
「春は花夏ほととぎす秋は月冬雪さえてすずしかりけり」
も道元の作です。
新古今集の歌人・慈円を大叔父に持ち、後鳥羽院宮内卿らと
親交を結んだ道元にとって、歌を詠むことは自らの人生に
欠かせない営為でした。
いまに伝わる四九首を、その生涯や思想をたどりながら
鑑賞していきます。
一見平易な歌の中に込められた道元の深遠な思いが
浮かび上がってきます。

目次
第1章 本来の面目?春は花・夏ほととぎす
第2章 深山の奥?山々と交わって生まれる自発心
第3章 季節の歌?道元の数奇
第4章 菩提とは何か?道元の日常1
第5章 生死事大?道元の日常2
第6章 祖師禅の来し方?鎌倉教化
第7章 心月孤円?道元にとって月とは
第8章 最後の中秋?命終を前にして


日本の仏
図説 あらすじでわかる!
速水侑監修 青春新書



釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒菩薩、観音菩薩、不動明王、
帝釈天、弁才天、大黒天、僧形八幡神…?
平易にまとめられたガイドブックです。

目次
序章 日本の仏とは一体、何か
1章 如来部?真理の世界からやってきた者
2章 菩薩部?さとりを現世で実行しようとする仏
3章 明王部?姿を変えて現れた仏
4章 天部?インドの神々から転じた護法神
5章 垂迹部・羅漢?さまざまな守護神と覚者・聖者


戦国仏教
中世社会と日蓮宗
湯浅治久著 中公新書



地域社会に根付いた寺院は歴史的にさまざまな役割を
担ってきました。
もともと鎮護国家を任としていた仏教だが、
鎌倉時代に興った新しい宗派は個人の救済を目指し、
室町?戦国時代にかけて地域に浸透していきます。
戦乱や災害、飢饉がおびただしい奴隷を生む過酷な時代において、
寺院は地域でどのような役割を担い、民衆や領主らはいかに仏教を受け入れたのか。
日本史における宗教と社会の関わり合いを解りやすく
解き明かしています。

目次
第1章 戦国仏教とは何か
第2章 日蓮?祖師の生涯と鎌倉社会
第3章 門流ネットワークと南北朝内乱
第4章 日親?結衆と一揆の時代を生きる
第5章 西と東の日蓮宗
第6章 戦国仏教の成立

| 仏教/おしえ | 11:00 | - | - | - | - |

11
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--
Profile
New entries
Archives
Categories
Recommend
紫の履歴書
紫の履歴書 (JUGEMレビュー »)
美輪 明宏
今回で四回目の出版となる美輪明宏の自伝。
Recommend
愛と美の法則
愛と美の法則 (JUGEMレビュー »)
美輪明宏
2005年に放送され大好評を博した、「NHK人間講座 人生・愛と美の法則」のテキストに、ビジュアルの再編集を加え、新たな装いで書籍化されました。
Recommend
微笑みの首飾り
微笑みの首飾り (JUGEMレビュー »)
美輪 明宏
あらゆる差別がなくなり、みんなほほえみあって生きてゆける世界―その実現こそ私の悲願なのです。
南無の会辻説法
Recommend
天上の虹 20―持統天皇物語 (20) (講談社コミックスキス)
天上の虹 20―持統天皇物語 (20) (講談社コミックスキス) (JUGEMレビュー »)
里中 満智子
女帝・持統天皇の人生を描いた大作! 現代の働く女性にもヒントがいっぱい。
Recommend
仏教「超」入門
仏教「超」入門 (JUGEMレビュー »)
白取 春彦
仏教のなりたちから、日本の仏教の不思議まで、ほんっとにわかりやすい入門書です。
Mobile
qrcode
Links
Others
無料ブログ作成サービス JUGEM