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大悲風の如く

現代に生きる仏教  ちくま文庫
この三部作は、紀野一義先生が谷中の全生庵で講義をしていた第一回清風仏教文化講座、仏教入門二十四構をまとめたものです。

大悲風の如く

3.大悲風の如く(十七から二十四構)

法然、親鸞、日蓮、良寛など日本の代表的仏教者の人と思想を説き、また茶、能などのなかにあらわれている仏教精神を説いています。

禅と茶と庭の美では、「日々是好日」について説明されている。
また、親鸞については歎異抄について法然との信仰を含め説明されている。
親鸞聖人が法然上人に出会ってまことの安心を得たということである。
法然上人に教えられた通り、念仏申して、阿弥陀様に助けられて、往生するのだということをかたく信じているというのである。

最後のさとりと救いでは、朝比奈老師の話が示されている、「人間は信ずることによって救われる。そして救われることがさとることである。それ以外になにもない。だから、さとることと救われることとは同じ事なのだ」

要するに、仏のいのちがわたしを生かしているという大きな安心感が人間にとって一番大切である。それを信ずることが人を救うのである。それ以外になにもない。

「仏心」・・・・三巻の結語とでもいうことかな
人は仏の中に生きており、仏に見守られており、仏のいのちを生きており、死ねばみんな仏のいのちにかえる。そのことがよくわかれば、自分というものに誇りをもって生きる人は、さとったという風にそれを考える。そういう風に考えない人は、救われているという風に考える。

結局それは同じことである。仏のいのちをさとり、仏のいのちに生かされていると知ることである。そのために必要なのは、自分が生きているということは、仏に生かされていることだと信ずることである。

それがなかったら、さとりも救いもない。そこへ到達するためには、やはり人間を信ずるということが大切である。自分に縁のある人を信ずるということから、仏を信ずるということにひろがってゆく。

ご縁のある人を信じ、幸せにしたいと願う世界を忘れてはならぬ。そうゆうことから、さとりや救いの世界がひろがってくるのである。

(レビュー:しんいち)
| 仏教/仏像 | 19:53 | - | - | - | - |

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